女性にとって仕事選びをしなければならない人生の転機は何度もあるが、その中でも大きいのが出産だ。妊娠すると仕事がしづらくなり、出産してから当面の間は仕事をするのが困難になって育児休暇を取得することが多くなる。その後の育児と仕事を両立させるのも難しく、これが大きな人生の転機と考えて仕事を選び直すことも少なくない。
クラウドソーシングが広まってきたことによって、育児中の女性の働き方として活用されることが多くなってきている。クラウドソーシングであれば、自分の持っている時間的余裕に応じて仕事を選びやすく、仕事選びをするときにもパソコンやスマートフォンなどでいつでも簡単にサイトにアクセスし、検索をかけることが可能だ。
請負案件であれば、納期までに完成物を仕上げれば報酬がもらえるため、どのような状況であっても従事しやすい。また、業務委託でもパソコンを使って自宅でできる業務は多いため、育児をしながら安定して生活費を賄うための方法として選ばれるようになってきた。
子供が育ってきて保育園に預けたり学校に通わせたりできるようになると、時間的な自由も大きくなって業務委託がさらに受けやすくなる。ライフステージに応じて適切な案件を選んでいけばいいという考え方ができるため、女性からだんだんと着目されるようになっているのがクラウドソーシングだ。その傾向に呼応するようにして女性向けの案件も増え、女性が仕事をしやすい状況ができてきている。